離職防止に効果的な対策法7選!離職する社員の特徴や防止する理由を徹底解説

社内報

いつもご覧いただきありがとうございます。株式会社グラニーレの坂田です。

本日は社員の離職率を下げる対策法についてお話します。会社によっては離職率なんて…と思われる方がいらっしゃるかと思います。
ですが、社員の離職を防止することはとても重要なポイントなのです。
今回の記事では、社員が離職する原因や特徴・防止する対策法について解説していきます。

なぜ社員は離職するのか

なぜ社員は離職するのでしょうか。
キャリアアップのためであったり、家庭の事情であったり人それぞれ理由があります。

社員が離職する原因や特徴・辞める人の本当の理由について解説していきます。

社員が離職する原因

社員が離職する原因は以下のようなものです。

・労働条件が良くない
・人間関係が悪い
・給与やボーナスに不満がある
・会社の将来性に対する不安
・今の仕事が自分に合っていない
・コーチングやフィードバックがない
・価値がない、評価されていると思えないと感じる

近年働き方改革により、ワークライフバランスを重視する人が増えています。会社の制度や条件が悪いと他社と比べてしまい、「このままこの会社で働き続けていいのだろうか」という疑問が生まれ他企業に転職するなどの恐れがあります。
また、会社から認められていないことや成長できる機会が少ないとより「自分がこの会社に必要だろうか」という考えに至ることも。
離職率を低下させたいのであればそれぞれ見直すことが必要です。

社員が離職する時の特徴

離職を決めた社員は、態度や行動の変化に特徴があります。具体的には、

  • 業務へのモチベーション低下
  • 会話が減る
  • 仕事を早く切り上げる
  • 雰囲気が急に明るくなる

離職する社員の特徴を詳しく紹介します。

業務へのモチベーション低下

離職を決めた社員は仕事へのモチベーションが低下しています。
「辞めるから別に手を抜いてもいいや」とか「気持ちが入らないから真剣に取り組む必要もないだろう」などいろんな理由で仕事へのやる気を失ってしまいます。
もし気になる社員がいたら積極的に仕事を任せて反応をうかがってみましょう。

会話が減る

会社を辞める人は仕事の積極性を無くしているので、社員同士の会話や会議などの発言が減ったりしてしまいます。
特に会議では自分は関係がなくなったかのように、発言やアイデア出しをしなくなったら注意が必要です。
さりげなくその人に話をふったりしてみて社員の状態を把握してみましょう。

仕事の整理をし早く切り上げる

近いうちに辞める人で一番行動に出やすいのが仕事を早く切り上げることです。
自分が持っている仕事をスムーズに引き継げるよう整理したり、マニュアルを作成したりします。
また、転職やキャリアアップを混ざす人の離職は差し支えないというところもありますが、モチベーションが低下した社員が仕事を放棄している可能性があるかもしれません。
当たり障りない程度で目的を聞いてみると良いかもしれません。

雰囲気が急に明るくなる

仕事を辞める社員は、仕事に対しての態度とかに現れることが多いですが、急に雰囲気が変わった社員も辞めてしまう可能性があります。社員の多くは、退職するまで不満や愚痴をこぼすことが多くなりがちです。

しかし、いざ辞めることを決心すると気持ちに余裕ができ急に雰囲気が明るくなる可能性があります。近くに社員の雰囲気がかわったら注意深く観察してみましょう。

社員が離職する本当の理由

前述の通り、離職を決めている人には原因や特徴があります。
とはいえ、離職をする社員の本当の理由については知らない企業の方が多いかもしれません。下記のグラフはエン・ジャパン株式会社が2022年10月に「本当の退職理由」について1万人にアンケート調査した内容です。

参照:エン・ジャパン株式会社

グラフを見ると大半の方は、本当の離職する理由を伝えなかったという結果になっていますね。
伝えなかった方は円満退社したいからという理由で言わないことが多いそうです。

以下のグラフは社員が離職した本当の理由についてです。

参照:エン・ジャパン株式会社

このグラフを見る通り、年代別で仕事に対する価値観や重要視するポイントが違うことが分かりますね。
しかし、全年代で最も多いのは人間関係の悪さです。人間関係の改善を図る施策を立てないといけないことが分かります。
人間関係の改善を図るのも大切ですが、会社によっては離職する理由が異なるので離職されやすい要因を見直していきましょう。

離職を防止しないといけない理由

離職者が多いと感じている企業は防がなくてはなりません。
なぜなら、近年日本の労働人口が減少し人材確保が難しい分、転職のハードルが下がったことで優秀な社員の流出も増え新たに人材を確保するのは難しくなってきています。
下記の表は厚生労働省の令和3年の常用労働者の動きについての内容です。離職率を見ると13.9%になっていて、令和2年と比べると下がっていますね。

出典:-令和3年雇用動向調査結果の概況-厚生労働省(PDF資料)

ですが、離職率が減っていても離職する人を防がないと社員の減少に歯止めがきかなくなり、会社で働いている社員に負担が増え、不満を抱えて離職につながってしまうでしょう。

一方で離職を防ぐには、社員の満足度を高める必要があります。
社員のやる気を引き出しモチベーションを向上させる対策法を取り入れていきましょう。

社員の離職防止の対策法

社員の離職を防止するには、待遇や人事制度など様々なところを見直す必要があります。具体的には、

  1. コミュニケーションの活性化
  2. 評価制度の見直し
  3. 上司のマネジメントスキルの向上
  4. 福利厚生の見直し
  5. キャリアアップ制度
  6. メンター制度の導入
  7. 社内報を取り入れる

すべての対策法を取り入れるわけではありません。
実際に自社に足りないもの、社員が必要としていることは何かを把握してから対策を行いましょう。

コミュニケーションの活性化

1つ目の対策法としてコミュニケーションの活性化です。
会社の中でチームワークが必要な部署やコミュニケーションが常に必要な環境などは有効的な対策法です。
コミュニケーションを活性化させたいのであれば会話がしやすい環境づくりをすることが重要です。具体的には、

  • 社員面談を設ける
  • カフェやワークショップなどの導入
  • チャットワークのようなコミュニケーションツールの活用

すでに取り組んでいる会社は改善すると社員の満足度が高められます。

評価制度の見直し

社員の離職防止に効果的なのは、社員の評価制度を見直すことです。
会社を辞める社員は「いったい何のために働いているのだろう」と評価されていないことに不満を抱えてしまいます。
社員がどんなことで評価されるのか、評価される理由は何かなどを提示してあげると良いでしょう。

上司のマネジメントスキルの向上

離職の理由として多かった人間関係の悪さの1つとしてあげられます。
例えば、上司の言葉遣いや指示の仕方が悪いといった内容があります。これでは社員のモチベーションが下がり社員の不満が溜まってしまいます。
社員のモチベーションを向上させるのも一つの手ですが、上司のマネジメントスキルを向上させることも重要です。
上司に若手社員との向き合い方を学ばせることによって、最適な指導や助言ができるようになり社員の不満も軽減できるでしょう。

福利厚生の見直し

社員の多くは今の福利厚生に満足していない可能性があります。社員の不満を解消させるには、ニーズにあわせた福利厚生を取り入れていくことで離職率を低下につながります。
ただ、福利厚生を見直したところでどうすればいいのか分からない、どんなものを追加すれば満足するのか不安…という企業の方が多いかと思われます。
他社の福利厚生を参考にしてみることです。企業のサイトには制度について記載されていることがあるので、従業員満足度を高める制度を探してみましょう。

キャリアアップ制度の導入

起業や転職などを考えている社員は、いまの会社よりも仕事のスキルアップを図りたいと考えています。特に優秀な社員ほど当てはまりやすくなっています。
防止策としてキャリアアップ制度を導入することで、各社員が自分にあった研修を受けることができます。
さらには、スキルアップやリーダー育成ができ人材の定着にもつながります。
最近ではyoutubeなどを活用される企業が多いと思われます。効率化を図りたいのであれば外部のサービスを利用すると良いでしょう。

メンター制度の導入

メンター制度とは、新卒や中途社員など新入社員の人材育成を目的とした制度です。
キャリアアップ制度も人材育成に当てはまりますが、業務の指導だけでなく精神面のサポートを行うのがメンター制度の特徴です。
主に、サポートする先輩社員のことをメンターと呼び、サポートされる側をメンティと呼びます。
役割は、直属の上司や先輩ではなく他部署の上司・先輩社員が悩んでいる社員の相談にのるのが一般的です。
ただし、キャリアアップやOJT研修がありますが、メンター制度は社員の離職防止を図る目的がある制度になっています。

社内報を取り入れる

社内報は社員の離職率を下げる効果があります。
その他にも、モチベーションの向上・コミュニケーションの活性化、社員のノウハウを共有・採用促進の効果などが見込まれます。社内報の活用は、社員の努力や頑張りなど賞賛する場を設けることが容易にできます。
なおかつ賞賛以外にもコミュニケーションの1つとして社員インタビューなどを掲載しておくと社員同士の会話のネタにもつながりやすくなります。
使い方によって様々な効果を発揮するので、自社にあった社内報の活用ができます。

社員の離職防止の取り組み事例

ここでは実際に社員の離職防止を図った取り組みの事例についてご紹介します。
自社にできそうな事例があれば参考にしてみてください。

株式会社インテンツ

株式会社インテンツのHPはこちらからご覧いただけます。

こちらの会社では集合研修を行わずトレーナーが現地に赴き、直接研修を行っていたそうです。
従業員数が増加したことでいままでの研修方法が難しくなり、新たな研修方法を模索していました。
そこでマニュアル作成ツールを活用し、様々なマニュアルを用意して研修を行うことで研修期間を短縮でき、入社1年後の離職率の改善に成功されたそうです。

株式会社ビースタイル

株式会社ビースタイルのHPはこちらからご覧いただけます。

ビースタイルでは、社内コミュニケーションを改善させることで離職率を下げることに成功しているそうです。
上司と面談する「1on1ミーティング」や、社員同士が感謝の気持ちを送り合う「バリューズアワード」を取り入れたりしていました。
社員コミュニケーションを意識することで、組織への帰属意識が高まり離職率を低下させています。

サイボウズ株式会社

サイボウズ株式会社のHPはこちらからご覧いただけます。

サイボウズは離職率が28%と高く、対策法を取り入れてからは3.8%にまで下げることができたそうです。
その事例とは、多様なワークスタイルを実現させるために「選択型仁是制度」というものを導入しました。在宅勤務などライフスタイルに合わせた柔軟な働き方を導入したそうです。
社員にとっては働きやすい方法でしごとができるので、働きやすさに特化した対策法ですね。

面白法人カヤック

面白法人カヤックのHPはこちらからご覧いただけます。

カヤックのHPを見るとたくさんの面白い制度があります。
その中でもぜんいん人事部という制度です。全社員が人事部に所属し採用・評価・給与査定にかかわりながら自分たちが面白く働ける組織をつくっているそうです。
社員が成長できるように社員同士で指摘やアドバイスを相互に行うことで、社員の悩みを解消して離職率を低下させているそうです。

株式会社ホットランド

株式会社ホットランドのHPはこちらからご覧いただけます。

ホットランドは、人事部によるフォローや個別面談を充実させることで新卒社員の離職率を改善したそうです。
社員が抱えている悩みや不満などを気軽に相談できる場を作ったことで、積極的に社員の声を取り入れることができました。離職を決めた社員にも面談で原因を聞き、改善に努めています。
新入社員の離職率は5分の1にまで下がったそうです。

社員の離職防止になる社内報の作り方

離職防止になる社内報の作り方は、今までどんな理由で社員が離職しているのかを把握することで効果的な活用ができます。具体的に、

  • 個人インタビューなど社員についての情報が得られる記事
  • 会社の方針や制度についての開示
  • イベントや行動促進に関する企画など

他にもいろんな内容を入れて社員が満足する社内報を作ることができます。
実際に弊社で担当している企業様は社内報を導入したことで、社員同士のコミュニケーション増えたとおっしゃっていました。
下記の記事では、実際に社内報が読めるので一緒にご覧いただくことをお勧めします。

【webで読める事例10選】社内報の4つの効果!社内報を活用する目的と実際の声

社内報を活用して離職防止につなげる

社内報には離職の原因をまとめて改善させる効果があります。
具体的には、社員一人ひとりのパフォーマンスを上げることができます。
ですが、大手になると社員が多く全員を把握するのは難しいですよね。
ところが社内報だと社員一人ずつにフォーカスを当てることができ、社員インタビューや会社の方針・社員のノウハウ共有などについて詳しく記載することができます。
また、社内報で社員を賞賛する場を設けることにより、表彰された社員をみて自分も表彰されたい・あんな人になりたいと思わせる効果もあります。

実際に社内報を導入した企業様では、新卒や中途社員が会社の情報や社員のことを知ることができてとても助かっていると声をいただきました。

うまく活用することで社員の離職防止ができるでしょう。

社員の離職防止は重要

ここまで社員が離職する理由や特徴・対策法について解説してきました。
社員の離職率が高い企業様は防止することが重要です。社員の満足度を上げて対策法を上手く活用し離職率をさげていきましょう。

社内報で対策法を取り入れてみたい場合は、お気軽にお問い合わせください。

弊社では現在紙媒体・PDFの社内報づくりを月7社まで無料で試せるキャンペーンをやっています。また、社内報を活用しても効果があるのかなど不安な方もお気軽にご連絡ください。

【月7社限定】社内報 無料お試しキャンペーン

【月5社限定】AIフォロワーアップシステムが2週間無料!

「SNS投稿を頑張ってもフォロワーが増えない」「そもそもお問い合わせは来るの?」
そんなお悩みを解決するべくAI搭載システムが半自動的に質の高いフォロワーを増やします。

AIフォロワーアップシステム詳細

関連記事一覧

サイト内検索

AIフォロワーアップシステム

無料相談会

人気の記事

まだデータがありません。